簡単に楽しく頭が良くなる方法をお探しではありませんか?その答えは、マンガにあります。
マンガといえば子供に悪影響を与える娯楽という印象が強いですが、そこで得られる知識やノウハウにより、思考力がついたり勉強へのやる気が上がったりするものも多いのです。
実際にマンガ大好きな私は現役A判定で旧帝大に合格しましたし、東大生のなかにもマンガ大好きな人は多いです。
そこで今回は、私がこれまで読んだなかで、頭を良くするのに役立った面白いマンガTOP5をご紹介いたします。
名探偵コナン
こちらは週刊少年サンデーで連載されている、青山剛昌先生の推理アクションマンガです。
悪の組織の毒薬で体を小さくされてしまったコナンが、卓越した推理力と博士の発明したメカで、次々と事件を解決し犯人を追い詰めていく物語です。
この作品の醍醐味は、何と言っても非常に論理的によく練られたトリックと、作中に登場する学問的・雑学的な知識です。
この作品に登場するトリックは現実的に可能なものばかりで、物理法則にのっとって考えられています。
そして、トリックの謎を解くために、コナンや灰原哀ら作中の人物が、時々超長い台詞で物理法則などに関する知識を披露してくれます。
私は幼少期にコナンの天才的な知識量に憧れて、物理法則などに関するコナンの台詞を一言一句暗記したものです。もしかしたらそのおかげで頭が良くなったのかもしれません。
ときどき「いや、これは無理だろ」と思うような奇想天外なトリックもありますが、大半のトリックは完結編以前に見破れるように、主人公のコナン達がヒントを与えてくれています。
コナンの知識量に憧れて雑学を覚えまくるもよし、トリックを見破る観察眼と論理的思考を養うもよし、どう転んでも頭が良くなるしかないこの作品、ぜひお試しあれ!
ライアーゲーム

こちらは週刊ヤングジャンプで連載されていた、頭脳派ギャンブルマンガです。
主人公の神崎ナオは、ある日突然謎の招待状と1000万円を受け取ってしまい『LIAR GAME』に巻き込まれてしまいます。
そこで繰り広げられるのは騙し合いのゲーム。いかに他人を蹴落とし自分だけが得をするかを考える参加者たちの中で、人を信じようとするナオは良いカモとして大金を奪われてしまいます。
そんな絶体絶命の状況に陥ったナオですが、天才詐欺師の秋山の助けを借りて、参加者から大金を奪い返していくストーリーです。
この作品の醍醐味は、どのゲームにも必勝法が必ず存在し、またナオの失態により大金を失った圧倒的マイナスの状況からでも、大勝する策が存在するということです。
天才詐欺師という肩書きすら霞むほど見事な秋山の必勝法は、見ていてすごく気持ちがいいですし、自分の既存の考えや常識が180度覆されるようなコペルニクス的転回が起こります。
この必勝法は、決して思いつかないような突飛なものではありません。
論理的思考をしたら必ず思いつくようなものですので、ゲームのルールが発表されたらぜひ一時停止をして、自分だったらどんなふうにゲームを攻略するか考えてみてくださいね。
万能鑑定士Q
こちらは、松岡圭祐先生の小説作品を神江ちず先生がコミカライズしたものです。
主人公の凜田莉子は、骨董品や絵画や時計などなんでもござれの万能鑑定士です。
膨大な知識量、類まれな感受性、努力で身に着けたロジカルシンキングなどの能力を武器に、万能鑑定士として様々な事件に関わっていきます。
この作品の売りは「人の死なないミステリー」というところで、完全に推理モノ・サスペンスなのですが、殺人事件などで人が死ぬことは全くありません。
人が死ぬイラストを見るのがこわい小学生以下のお子さんでも、抵抗なく見れちゃいます。(内容が難しいので、あまり幼い子供には無理かもしれませんが…)
私の思うこの作品の魅力は、伏線回収の見事さですね。物語の序盤に出てきた小さな事件が、のちに起こる大きな事件の手がかりとなり、「まさかこの人が犯人だったなんて…!」という驚きがとても気持ちよかったです。
万能鑑定士・凜田莉子の持つロジカルシンキングや有用な知識も豊富に出てきますので、自分でも考えながら読んで賢くなりましょう!
出会って5秒でバトル
こちらは裏サンデーで連載されている、みやこかしわ先生の能力バトルものです。
主人公の白柳アキラは、ある日突然謎のゲームに巻き込まれ、それぞれ特別な能力を与えられた参加者同士で殺し合いをさせられてしまいます。
能力の種類は「手が大砲になる」「木の枝を剣に変える」など様々ですが、アキラの与えられた能力は「相手が自分の能力だと思った能力」というちょっと特殊なものでした。
そんな扱いの難しい能力ですが、超頭脳派のアキラはこの能力や敵の戦い方を解析しながら次々と勝利を収めていきます。
この作品では「特定の条件の下で求められる結果を出す」という、ビジネスに必須のクリエイティビティが身に着くと思っています。
ビジネスで成功するためには、自社の強みと弱み、競合の強みと弱みをしっかりと把握し、どうしたら目標を達成できるかを把握することですよね。
主人公のアキラは、仮説立てと実験によりまず自身に与えられた能力について徹底的に把握をし、能力を用いてどのようにバトルし勝っていくかをロジカルに考えていきます。
思考の過程もしっかり描写されているので、ぜひアキラくんの柔軟な考え方を学びましょう!
アキラくんの戦術が見事すぎて、特に3rdステージでの美しい戦略は感嘆すること間違いなしです!マンガワンでは毎日無料で読めるので、ぜひ試してみてください!
ワールドトリガー
こちらは週刊少年ジャンプとジャンプSQで連載されている、葦原大介先生のSFバトルものです。
4年前、三門市は近界民と呼ばれる異世界のモンスター(?)から侵攻を受け、壊滅状態に陥りました。
それに対抗する組織「ボーダー」に所属する主人公の三雲修が、自らを近界民と名乗る空閑遊真と出会うとことから物語は始まります。
この作品の魅力は、各人の個性がかなり強いなかで、相性や作戦をひたすら考えて勝利していくことです。
たとえば主人公の三雲修はかなり弱いのですが、ピンチで急に覚醒といった主人公補正はほぼ無く、地道な努力と発想の転換でチームの中でできることを見つけていきます。
「弱い」=「無力」ではないということを教えてくれる物語です。
こうした、自分の力を見極めて時には仲間に頼り、チームの中で自分にできることを探していく力は、社会人になってから必須のスキルではないでしょうか。
私は幼少期からこの作品が好きなのですが、この作品のおかげで思考力が身についたと思っていますし、たとえ自分の能力が高くなくても、三雲修のように何か役に立てないかと考えるようになりました。
言葉にできないくらい、この作品はおすすめです。
ぜひぜひ手に取って読んでみてくださいね。
おわりに
頭が良くなるマンガTOP5を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
一口に頭が良くなるといっても、知識が増えたりロジカルシンキングが身に着いたりと様々です。
楽しく勉強できたら最高ですよね。ぜひ1巻だけでも読んでみて、ハマれそうなら続きも…という感じで試してみてはいかがでしょうか。
また、ワールドトリガーについてはシルヒのブログ内でも二次創作小説を公開しておりますので、ご覧いただけたら嬉しいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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