今回は、専門統計調査士の暗記事項を、自分用メモとして書き留めたいと思います。
専門統計調査士の試験では、他の統計検定の試験には出ないような、高度な社会調査の知識が問われます。
何から覚えたらいいんだろう…となってしまっている方。以下の暗記メモは必要最低限のものですので、まずはそこから覚えてみたらいかがでしょう。
『入門・社会調査法』という本を参考にしております。
暗記メモ
量的調査と質的調査
量的調査
多数のサンプルから定型的なデータを得て、定量的に把握する調査。
アンケート調査など。
質的調査
少数の限られた人々を対象にしており、数値的なデータが意味を持たない調査。
インタビュー、フィールドワーク、会話分析など。
他記式調査
個別面接法
調査員が指定された相手に面接し、調査票に基づいて質問をし、回答を記入する。
世論調査など。
電話法
調査員が電話を通して対象者に質問をし、回答を記入する。
短期間で調査を行える。
自記式調査
留置法
調査員が調査対象者宅へ訪問し、調査目的や内容を説明した後、調査対象者本人が回答を記入する。
郵送法
質問紙を回答者宅へ郵送し、回答を集める。
質問文
ダブルバーレル質問
回答者の価値判断が問われる要素が、1つの質問に複数存在すること。
例:)このインテリアは、綺麗で役に立つと思いますか。
キャリーオーバー効果
ある質問の回答に、それより前の質問内容が影響し、回答にゆがみが生じること。
標本抽出
単純無作為抽出
母集団から完全に無作為で標本を抽出する方法。
多段抽出
標本の抽出を複数の段階で行うこと。母集団を複数のクラスターに分け、選ばれたクラスターから無作為に標本を抽出する方法。
層化抽出
母集団をその特性に応じていくつかの層に分類し、各層からランダムに標本を抽出する方法。
系統抽出
母集団に通し番号をつけ、無作為に選んだ標本から等間隔で標本を抽出する方法。
集落抽出
母集団を複数のクラスターに分け、無作為に選んだクラスターから全ての標本を抽出する方法。
参考教材
今回参考にした教材は、『入門・社会調査法』という本です。
読みやすいし解説もわかりやすい、とても良い教材でした。
大学の図書館とかに置いてあると思うので、大学生の方々は、ぜひ図書館を利用しましょう!
おわりに
お疲れ様でした。いかがでしたでしょうか。
このメモがすべての試験範囲を網羅しているとは言い難いですが、勉強中や試験前に参考にしていただけたらと思います。
最後までご覧くださりありがとうございました。
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