『ボクとキミの二重探偵』は、超個性的なダブル主人公が、過去の事件の真相を解き明かそうと邁進する学園サスペンスです。
5巻では図書館編が始まり、主人公たちのクラスメイトである西園寺があらぬ罪を着せられてしまいました。
6巻では図書館での事件をめぐり、ダブル主人公、刑事、犯人らの騙し合いが繰り広げられます。
問21 嫌悪と信頼
レオ、ミキ、両神刑事、そしてクラスメイトの一ノ瀬と東山の5人は、図書館のどこかにある本「2分の1の殺意」を分担して探さなくてはなりません。
彼らは本棚の担当を決め、しらみつぶしに探していきますが、一向に見つかる気配がなく、時間だけが刻々と過ぎていきます。
ミキは本棚の捜索を始める前にレオと話し、正攻法ではこれが限界であり、そこから先はレオの策に期待すると伝えていました。
ただ、両神刑事のほうも、ミキたちが本を見つけられないよう策をめぐらせていて…?
問22 絶叫と崩壊
両神刑事の策略により、本を見つけられないまま残り5分となってしまいます。
犯人の峰羽は勝利を確信しますが、レオが捜索中の棚に「2分の1の殺意」があるのを見てしまい、自分が本を隠した棚を見てしまいます。
実はそれがレオの策略で、彼女の視線から正解の棚を見事に特定しました。
敗北を悟った峰羽は本棚を倒すことで本の捜索を妨害しようとしますが、両神刑事が体を張って倒壊を防ぎ、ミキは無事に「2分の1の殺意」を見つけ出すのでした。
問23 幸せと結末
「2分の1の殺意」を見つけ出したミキは峰羽を問い詰めますが、峰羽も必死に言い逃れをします。
しかし、最後のページに西園寺からのラブレターが付いていたことで、確実な証拠となり峰羽も諦めるのでした。
事件解決後、ミキは極度の疲労で寝てしまいます。
彼女を見守る一ノ瀬に、両神はミキの死んだ妹「ヒタリ」のことを尋ねるのでした。
問24 涙と後悔
両神からヒタリのことを尋ねられた一ノ瀬は、ミキとヒタリが入れ替わっている可能性を話します。
途中で起きたミキは一ノ瀬にヒタリの想い人は誰かと問い詰めますが、その真相はミキの気を引きたかったヒタリが嘘をついただけだったのでした。
ヒタリを殺した犯人を探る唯一の手掛かりが無くなってしまったミキは絶望しますが、その綺麗な素顔を見たレオにも心の変化が訪れます。
『ボクとキミの二重探偵』6巻の魅力は?
探偵と犯人と刑事の化かし合い
『ボクとキミの二重探偵』6巻では図書館の事件をめぐり、真実を知りたい探偵であるレオとミキVS真実を隠したい犯人と両神刑事という、三つ巴の対決がみられました。
それぞれが目的のために策をめぐらせ騙し合い化かし合う様はスリリングで非常に面白く、サスペンス・心理戦好きの方にはたまりません。
西園寺と峰羽の恋物語
今回の事件で濡れ衣を着せられた西園寺は、犯人の峰羽のことを心から愛していました。
彼女に罪を着せられ陥れられたと気づいた後も、あなたの痛みに俺が気付いていればこんな事態避けられたかもしれないと、峰羽に謝るほど愛していたのです。
まぁ、そんな西園寺も7巻の冒頭では新しく恋をしに走るチャラ男に戻ってしまうのですが…。。
これまで西園寺に良い印象を持たなかった方も、つい西園寺を好きになってしまうような、素敵な純愛エピソードでした。
おわりに
『ボクとキミの二重探偵』5巻のあらすじ&魅力を解説をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
興味を持った方はぜひ読んでみてくださいね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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