皆さんは、「マーケティング」と聞くと、何を思い浮かべますか?
私は正直、マーケティング=広告というイメージしか持っていなかったのですが、マクロミルというマーケティング会社に入社して、マーケティングとはもっと奥深いものなのだと学ぶことになりました。
今回は、マーケティング初心者さんに向けて、マーケティングの基礎的な部分を解説していきますね。
マーケティングの定義
マクロミルは、マーケティングのことを「健全な利益を上げ続けるために『売れ続ける仕組み』を作ること」であると定義しています。
広告のみに留まらず、研究開発、商品開発、生産、物流、営業、そして消費者に届くまでの一連の流れのことをマーケティングと定義しています。
また、ピーター・ドラッカーは、「マーケティングの究極の目標は、セリング(売り込み)を不要にすることである。」と述べています。
お客様のニーズに合った商品を、適切なターゲットに向けて発信していくこと、またそれらを含めて「売れる仕組み」を作り、一連のプロセスを管理することが、マーケティングの全体像なんですね。
マーケティングの流れ:R-STP-4Pプロセス
マーケティングの流れは、「市場機会の発見(環境分析)」、「標的市場の設定」、「マーケティングミックス(4P)の開発・提供」です。
「マーケティング=4P」と思われる方が多いそうなのですが、「誰を対象にするか」というターゲット設定が重要です。
市場機会の発見(環境分析)
リサーチなどを通して市場機会があるかどうか、新規参入すべきかどうかを判断します。
判断材料としては、市場規模、消費者のニーズ、競合状況、自社の強み・弱みなどがあります。
基本フレームは3C分析です。「顧客(Customer)」「自社(Company)」「競合(Competitor)」の3点から分析します。
そして、「顧客」の目から見て「競合」よりも優れた価値を「自社」が提供できれば、マーケティングが成功したことになります。
標的市場の設定(STP)
消費者に選ばれる商品を作りたい中で、「誰に、どのような価値を提供するか」を決めることが大切です。
そのために、「セグメンテーション(どんな人がいるか分類)」「ターゲティング(誰に売るかを決める)」「ポジショニング(どのようなものを売るか決める)」という流れで検討していきます。
マーケティングミックス(4P)
マーケティングミックスは、「製品(Product)」「価格(Price)」「プロモーション(Promotion)」「チャネル(Place)」です。
マーケティングミックス(4P)については、別記事で解説しているので、そちらをご覧ください!
おわりに
いかがでしたでしょうか。
私は実際にマーケティング携わってみて、想像していたよりも多くの段階があって、その段階ごとに考えることが多いのだと感じています。
大学の専攻選びや、就職先選びに迷っている方がいらっしゃれば、この記事をお役に立ててくださるとうれしいです。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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