大ヒット上映中の『名探偵コナン 緋色の弾丸』の中のあのセリフは、韓国語で何というのでしょう?
映画の予告映像から、いくつか台詞を抜粋しました。
韓国語の表現や単語について、簡単な説明も載せています。
「万一の時が来てしまったみたいだ」
만에 하나의 상황이 곧 벌어질 것 같아요.
コナンが赤井さんに対して放った一言です。
「만」は「万」、「하나」は「一」、「상황」は「状況」という意味で、ここまではほぼ直訳ですね。
「곧」は、「やがて、まもなく」という意味で、その後は「(何かが)起こる」という意味のある「벌어지다」が、未来を予想する「~みたいだ」という「것 같아요」で修飾されています。
日本語版では過去形で表現されていますが、韓国語版では「この先こうなることが予想される」といったニュアンスで語られていますね。
「それともボクに見せられない理由があるのかな?」
그게 아니면 보여줄 수 없는 이유가 있기라도 한 거야?
「그게 아니면」は「それが違うのなら」という意味で、その後「見せてあげる」という意味の「보여주다」が、「~できない」という意味の「수 없다」で修飾されています。
「이유」は「理由」という単語です。よく使うので、ぜひ覚えてみてください!
「있기라도 한 거야?」は「ありでもするのか?」「あるとでも言うのか?」といった表現になりますが、こちらは応用編なので、覚えなくても良いかも?
「見えている、勝ち筋が」
훤히 보이지, 승리의 수가.
「훤히」というのは、「明らかに」という副詞です。あまり使わない単語で、私も初めて聞きました。
「보이지」は、「見える」という意味の「보이다」が、確信を示す「지」で修飾されているのです。
「승리」はそのまま「勝利」という意味で、「수」は「手」という意味です。
「明らかに見えるでしょう、勝利の手が」といったニュアンスになりそうです。
「待って赤井さん」
잠깐만요, 아카이 씨!
「잠깐만요」は「少し待ってください」という表現で、そのまま覚えてしまいましょう。
私が韓国に住んでいた頃も、この表現はめちゃめちゃ使いました。ちょっとバスを降りたい時や、相手の話が速くて聞き取れない時など、万能表現です。
その後はシンプルに直訳ですね。赤井さんのことをそのまま呼んでいます。
『名探偵コナン』の登場人物は、韓国語版コミックスにすると非常におもしろいというお話は、聞かれたことがあるかと存じます。
ただ、映画やアニメの字幕であれば、日本語での名前をそのまま使っているようです。
韓国の方々は、どんな気持ちでこれを見ているのでしょうか…。
(韓国人の友達に確認したところ、日本では4月に公開されている映画が、韓国では夏にしか公開されないのだとか。映画館で流れるのはダビング版なので、問題にならないんですね。)
おわりに
外国語を学ぶのに、大好きな映画は最高の教材です。
『名探偵コナン 緋色の弾丸』を韓国語で観て、使える表現やかっこいいセリフを、どんどん吸収していきましょう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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